咲-Saki-が公式で登場キャラの半分以上が同性愛者と判明、お気持ち表明したので考えてみた

2019/05/10

咲-Saki- 小林立

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小林立先生(以下りつべ)が咲-Saki-世界は同性愛者が当たり前にいる世界だとサイトで公式発表しました。

咲-Saki-を長く好んでいる一人のファンとしては、言わなくても何となく察していたし、漫画アニメ双方でネタになる描写がいくつもあったので驚愕までは行きませんでした。

咲-Saki-世界の同性愛者の数と認知度

咲-Saki-作品は作者自身が元々百合漫画だと公言はしていないのですが、明らかに百合漫画だろという描写はありました。

登場するキャラクターも大多数が女性ですので、必然的に同性愛者がこの作品を形作っていると断言しても良いでしょう。

咲-Saki-の同性愛者は思ってるよりも多い

数えていないですが登場人数の半分以上な気がします。既婚者も含めて。

りつべ曰く数えていない段階で登場人数の半分以上が同性愛者であることが語られました。
結構多いのですが、さらに衝撃的な既婚者も含めてと重大なことをさらりと書いています。

咲-Saki-シリーズでは序盤から登場している、のどっちのお父さん≪原村恵≫さんと咲さんのお父さん≪宮永界≫さんがいます。
シリーズ通してだと、主人公側以外でもサラリと触れられていたりと、そこそこ父親は存在しています。

そんな序盤から主役側のお父さんを出しておいて、実は全体的に見ると男性の父親は多数側ではないという、とても未来的な作品になってしまうのです。

また同性愛者のうち2割が両性愛者なので、今まで表に出てこなかったキャラクターの両親が男性同士または女性同士になります。

登場キャラの半数以上が女性×女性の子供です。
登場キャラの半数以上に限っては両親が女性同士なので、両親が異性である咲さんとのどっちの家庭は意外にも少数派になってしまいます。

しかも原村家の家族の仲は良好なようですが、宮永家だけは姉妹レベルで酷く別居状態になっているので、世間からすると異性同士の別居家庭は凄く珍しい状況になってしまいます。

実際宮永家はどのような家庭なのか調べられているシーンもありました。
インハイ出場校に宮永姓が二人もいるのでということも加味して、記者に調べあげられています。
同性愛者が多い設定が追加されると、私としてはさらに宮永家が複雑な家庭環境に感じてしまい触れてあげないでと思ってしまいました。





咲-Saki-は女性向けコンテンツの世界

咲-Saki-世界の雀士は女性が強く、男性のプロはいるにはいるのですが、インハイでは少なくとも実力は明確に差がついています。
女性がメインの世界であると必然的にアイドルが生まれてきます。

それが瑞原はやり(28)やシノハユ(咲-Saki-本編から見て10年以上過去の話)では春日井真深さんなどです。
グラビアアイドルも生まれていたりと、雰囲気的には男性向けだけど、シノハユで男性ファンの描写多かったしこの分野だけは女性が多いんだろうなと思っていました。

グラビアの読者はほぼ全員女性で撮影スタッフも編集部も全員女性です。
まさかの女性向けのコンテンツになっているとは思っていませんでした。
咲全国編からは良くグラビアも載っていて、作品内で話題になる麻雀TODAYは女子高生が読んでいます。
それは麻雀部だからと思っていたのですが、意外にもそうではないのです。

しかも序盤で咲さんのお父さんである宮永界さんが、雑誌を咲さんに読ませているシーンがあります。
これも麻雀部分(自分の娘である宮永照)だけを読んでいるのはアリアリですが、グラビアページになった瞬間に完全女性向けになる摩訶不思議な読者層を抱えています。

漫画雑誌のグラビアを読まないで、漫画だけを読む層は私もなので多いと思います。
しかしグラビアになると異性も見るはずだと思っていたのですが、咲世界ではそのようなことはないみたいです。

一体男性は何を読んでいるんだよ・・・。





追記で明確に公式設定であることを述べる



さっきの日記内容は本当ですか?ってメールがくるんですが
さっきの日記内容を信じていないのなら
ここに「本当です」って書いても
信じてもらえないのではないでしょうか。
2年前の12月27日の日記もさっきの日記も
普通に完全な公式設定のつもりです。
極端に言っているわけではありません。

実はこの咲世界は同性愛者が多いということを日記に書いてからアクセスが殺到し、何時間も中々見られない時間が続いた中、更新されたのがメールが着たということ。

りつべ自身が時間は遅くても、一応質問の内容を答えてくれるので皆メールをするのはファンの間では周知の事実です。

しかし同性愛者が多いことに対して、極端に言っているわけではないと明確にしたことが個人的にショックでした。
単行本・連載作業などが終わったあとに日記を書いているようなタイミングなので、つかの間の休息すぐにこのようなメールがあるのはちょっと…と思いました。

それとメールの着信をすぐにチェックしている人なんだなと思いました。

フォローしている中でガチガチの百合世界になったから感謝している人や好感度を上げている人もいます。
ですが自分としては、作者の連絡をすぐに返すまたは見る人だというのが分かって好感度が凄い上がりました。
偶然だったのかもしれないにせよ、私としてはこの行動そのものが素晴らしいと感じています。

何だかんだでりつべ自身が凄い


でも私は椿野さんと結婚したいです。
同性愛者が多い作品であると衝撃的な公式設定を出してきたりつべですが、最後の最後に椿野さんと結婚したいと、お気持ち表明。
私はこの素直な気持ちに敬意を表したいです。

咲-Saki-は百合SF麻雀漫画

シノハユでは男性ファンや父親など男性描写が沢山ありました。
しかし本編では男性キャラが少ないです。

一応京太郎や咲さんのクラスメイトは一話で登場しましたが、基本は咲さんら女子麻雀部が視点なので女性ばかり登場する作品かつ百合漫画だから仕方ないと思っていました。

男性含めて同性愛者が多いし、結婚もできるし、iPS細胞で子供は何とかなります。
そのような世界はもう近未来的なSF漫画ではないのだろうかと思ってしまいました。

大会のルールが能力者などを考慮しているのではと示唆されているので、もしかした裏設定で今後は能力関連(オカルト)にメスが入るのではないかと考えています。

おわりに

咲-Saki-は百合作品と公式設定になる前から認識している人は多かったと思います。
私もそうでしたし、どちらかというと百合派です。

ですが異性愛が好きな人がいるのも事実ですし、カップリングとしてあります。
コミケを筆頭に同人即売会では見かけます。
公式設定だから百合しか認めないという流れにはなって欲しくないとは思いつつ、百合作品と言って貰えて良かったという二重の思いもあります。

百合だからという公式設定は設定だけども、カップリングなどその辺に関しては明確にこのキャラはどうだと判断していないので、自由な創作や考えが押さえつけられないことを願います。


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