29話からインハイ予選の試合が開始しました。
インハイ予選へ突入した27話と28話では、相手高校がどのような集団であるのか性格や過去の実績などを踏まえつつ、みのりちゃんがスタメン起用されました。
スタメン起用された背景には、相手高校である高輪中央女子による策略により、ナンバー3を務めるはずだった濱田さんが故障で出られなかったことが原因です。
そのことを知っている白糸台がどのように戦うのかが、29話の見どころだと個人的に読んでいて思いました。
1回戦
1回戦のメンバーは画像の通りとなっており、先鋒が白糸台は七瀬さん高輪中央女子は、名前としては初登場の浦田クララさんです。
普通はそうだと思うのですが、学年的に見てやはり相手校の学年が高い点に目が行きます。
白糸台はそもそも去年の段階で七瀬さんが来たことで、インハイ予選団体戦へ出場する資格を得られる程人材の乏しい部でもあります。
ですので若々しいメンバーはしょうがないのかもしれませんが、逆に伸びしろを感じるので今後がとても楽しみでもあります。
七瀬さんのパワーが精密に
七瀬さんは圧倒的パワーでサーベルをへし折りました。
聖蹟桜ヶ丘女子との練習試合では人をぶっ飛ばしました。
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しかし今回は人ではなくサーベルをへし折ったのですが、細いサーベル部分をピンポイントに折れているので、精密に突くことができるようになったような印象を受けました。
もう一度基礎から鍛え上げると七瀬さんは言っていたので、その成果の一つではないかと個人的に感じました。
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精神的コントロール
濱田さんの手首がやられたことやクララさんによる試合中のちょっとした動作や言動により、怒りが頂点に達した七瀬さんは自分をコントロールすることができなくなりました。
一応この日のために精神のコントロールを練習してきたようですが、濱田さんの手首を痛めさせ棄権させた事に関しては、コントロールできなかったようです。
また相手選手はあらゆる手でベスト4まで勝ち進んできたので、相手を挑発する行為や不正をさせてしまうような動きがとても上手い。
純粋な強さはまだ分かりませんが、相手をコントロールすることに長けている学校であることは読んでいて把握できました。
コントロールできず周りの応援も全て逆効果になっています。
しかし実際問題焦りや怒りの状態で応援されても、逆効果になることは良く経験しているので仕方のない面もありますが、一流選手になるとそのような応援でも動じないまたは糧にするような選手ばかりなのでしょう。
おわりに
今回から始まったインハイ予選一回戦目。
七瀬さんの実力が発揮できておらず、発揮しているとしたら怪力部分であり残念でした。
しかし精神のコントロールをしっかりしていたとあるように、精神的弱点を白糸台としても把握できていたので、今後さらにコントロールできるだろうと思いました。
事実聖蹟桜ヶ丘女子との練習試合では、何とか素に戻ることに成功していたので、コントロールの調整は近いうちにオンオフできるのではないでしょうか。
また相手の嫌らしいテクニックは読んでいて、しっかりとした戦闘描写を読みたい方には不評そうだなと思いましたが、相手を手玉にできる試合は見ていて楽しいので個人的には好きです。
試合の流れを変える描写良く目にしますが、相手をイラつかせる等して動きを封じ込めるのは心理描写も好きな自分としては大満足。
嫌らしくせこい感じでしたが、これが極まった選手はもっと凄いのでしょう。
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